4回目の金曜償還、2週間の増減はマイナス753万円
先週号の見出しは「増えた額はマイナス415万円」でした。今週、ほぼ同じことがもう一度起きています。 JPYSCは月・水・木の3回で5億5,493万円を発行し、 金曜8/14の11時17分に5億5,830万円を償還。 差し引きマイナス337万3,902円です。 2週間を合わせてもマイナス752万6,273円 — 残高は200.4億円から動いていません。 そして実額のある償還は、これで4回すべてが金曜になりました。
今週の1枚
※ 上2本は同じ縮尺。金の破線は発行が届いた位置で、償還がそこをわずかに越えた分だけが、この週の増減です
今週を1枚にすると、この形になります。月・水・木に出した5億5,493万円を、金曜11時17分の1回がそのまま回収しました。 残ったのはマイナス337万3,902円 — 5.5億円を動かして、差し引きは0.06%です。 下段のJPYCは、伸びの速度が1週間で6分の1近くまで落ちたことを示しています。
今週の数字8/7終値 → 8/14終値
※ 右端3本はほぼ同じ高さです。7/31の崖のあと、2週続けて平らになりました
オンチェーン
※ 上下は同じ縮尺です。8/11は山の日で発行なし。緑3本を足しても赤1本にわずかに届きません
先週とほとんど同じ形の図が、そのまま出てきました。 緑3本の合計5億5,493万円に対し、赤1本が5億5,830万円 — その差は337万3,902円です。 先週の差が415万2,371円だったので、2週続けて「週の発行がほぼちょうど打ち消される」状態が続いています。 週の途中の動きは大きく、8/13だけで5億1,682万円が発行されました。 動いていないのは週の始まりと終わりの残高だけで、中身は止まっていません。
※ 円の大きさは金額に対応。日付はすべて金曜で、時刻は10時54分〜11時59分に収まります
実額のある償還は、発行が始まってから4回しかありません。 7/24・7/31・8/7・8/14 — 4回とも金曜で、4回とも正午前の65分間に入っています。 しかもどの回も、発行用ウォレットから償還用ウォレットへ送られてから焼却されるまでが20〜40分で、手順そのものが毎回同じです。 チェーンから読めるのはここまでで、この曜日と時刻が受付の締めに合わせた運用なのか、精算サイクルの都合なのかは、 発行体からの説明がない限り確定できません。ただ、4回続けば偶然という説明はかなり苦しくなります。
※ 週の総発行2.17億円に対し総償還1.96億円。目盛りが先週の半分になっている点に注意
JPYCは+2,087万円(+0.76%)。先週の+4.40%からはっきり減速しました。 中身を見ると、プラスはほぼKaia(+0.42億)だけで、 先週+0.52億だったPolygonは−0.06億へ、Ethereumは−0.16億と純減に転じています。 年5%の上乗せが終わって2週目に入り、伸びの担い手が1チェーンに絞られた形です。 これがKaia側の施策によるものなのか、他チェーンの一巡なのかは、 いまのところどちらとも言い切れません。 Polygonでは8/12(水)に9,899件の送金があり、毎週水曜のクイズ配布は今週も続いています。
※ 円=JPYC+JPYSCの8/14終値を1ドル159.24円で換算。他通貨はDefiLlama由来
円建ては$1.43億で非ドル圏2位を維持しました。ただし内訳は少し渋くなっています。 円ベースでは+1,750万円と増えたのに、ドル換算では$1.44億→$1.43億と減りました。 為替が158.21円から159.24円へ動いたぶんが、供給の増加を上回ったためです。 同じ週にユーロ圏は$8.64億→$8.92億(+3.2%)と伸びており、 1位との差は6.0倍から6.2倍へ開きました。 3位スイスフラン以下4通貨の合計($1.16億)を円が上回る構図は変わっていません。 世界全体の残高は$3,098億で、前月比−0.28%とほぼ横ばいです。
ニュース
お盆の週で、国内の発表は静かでした。そのぶん、制度側の地味だが大きい動きを1本目に置きます。
金融庁の組織再編が8/7付で施行され、暗号資産・ステーブルコイン課と資金決済課を含む5課が新設されました。 総合政策局と監督局は「銀行・証券監督局」「資産運用・保険監督局」に再編されています。 検査局の廃止以来8年ぶりの大規模な改編で、 ステーブルコインが課の名前として組織図に載ったのは初めてです。 JPYCもJPYSCも、これから所管の相手が変わることになります。報道
Circleが6/8にEthereumで公開したビットコイン担保トークンcirBTCの 発行残高が、8/12時点で40.02トークンにとどまっていることが報じられました。 準備金は42.51BTCで1:1の裏付けは効いているものの、 WBTCの116,132トークン($73.6億)、cbBTCの97,231トークン($61.6億)とは桁が3つ違います。 OCC監督下の信託銀行が保管し、Chainlinkの準備金証明まで載せた設計でも、使われるかどうかは別という事例です。 9/16に予定される自社チェーンArcの公開が次の分岐点になります。報道
本号の数値は当サイトのオンチェーン日次記録(集計期間 2026年8月7日終値〜8月14日終値)に基づきます。JPYSCの発行・償還および各アドレスの残高は、Etherscanで全期間のTransferログ(122件)を再集計して確認しています。本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。