100億の翌週、増えた額はマイナス415万円
先週号は「1時間で100億円」でした。今週は、その次の1週間です。 JPYSCは月曜から木曜に4回発行して5億9,543万円、 そして金曜の午前に5億9,958万円を償還。 差し引きマイナス415万2,371円で、200.5億円で始まった週は200.5億円で終わりました。 一方のJPYCは、年5%の上乗せが終わった週に+4.40%。片方は静止し、片方は上乗せなしで伸びた1週間です。
今週の数字7/31終値 → 8/7終値
※ 5週間の凪、100億の崖、そしてまた凪。今週の+1.12億円は、この目盛りではほぼ見えません
オンチェーン
※ 上下は同じ縮尺です。月〜木の緑4本を全部足しても、金曜の赤1本にわずかに届きません
今週を1枚にするなら、この図です。緑4本の合計5億9,543万円に対し、赤1本が5億9,958万円 —その差は415万2,371円で、週次の増減としては発行以来もっとも小さい値でした。 先週、この同じ図には100億円の棒が立っていたので、1週間で目盛りが16分の1になったということでもあります。
そしてもうひとつ。実額のある償還は、発行以来3回しかありません。 7/24・7/31・8/7 — 3回とも金曜で、3回とも午前です。 保管ウォレットに置かれた195.0億円はこの7日間1円も動かず、週の出入りはすべて 残り5億円ほどの発行用ウォレットの上で完結しました。 先週「増えた事実は確かでも中身は見えない」と書いた100億円は、少なくともチェーン上では置かれたままです。
※ 週の総発行3.78億円に対し総償還2.63億円。出入りは両方向とも活発です
JPYCはKaia(+0.85億)とPolygon(+0.52億)が牽引し、 Ethereum(−0.17億)とAvalanche(−0.04億)は純減でした。 年5%の上乗せは7/31で終了しているので、上乗せなしで伸びた最初の1週間ということになります。 これが一時的な慣性なのか、キャンペーンとは別の需要なのかは、次の1〜2週で見えてくるはずです。
※ 円=JPYC+JPYSCの合算を1ドル158.21円で換算。他通貨はDefiLlama由来
円建ては$1.44億で非ドル圏2位を維持しました。1位のユーロ圏($8.60億)にはまだ6倍の差がありますが、 3位スイスフラン以下の4通貨を全部足しても円には届きません。 なお世界全体のステーブルコイン残高は$3,092億で前月比−0.75%と、こちらは横ばい圏です。
ニュース
物流大手のAZ-COM丸和ホールディングスが新たに出資参画し、シリーズBエクステンションが完了しました。 出資額は約10億円で取得株式は2.9%、物流2,300社規模の決済基盤への展開を掲げています。報道
ローソン高輪ゲートウェイシティ店で、KDDI・HashPortと組んだ店頭決済の実証。 スマートフォンに表示したバーコードをPOSレジで直接読み取る方式で、 POS連動型のステーブルコイン決済は国内初と報じられています。 7/9の京都の自動販売機と合わせると、「専用端末を置く」より「既存のPOSに載せる」方向へ 実証が進んでいるのが要点です。報道
海外はCircleのQ2決算(8/5)。売上$7.01億(前年比+7%、市場予想$7.12億には未達)、 USDC流通量$733億(+19%)。目を引くのは、残高が今年のピーク$800億から減る一方で、 オンチェーン送金高が$14.8兆(+151%)と2.5倍になったことです。「どれだけ積まれているか」より「どれだけ回っているか」で伸びた四半期でした。 自社チェーンArcのメインネット公開は9/16を予定しています。
来週の注目
本号の数値は当サイトのオンチェーン日次記録(集計期間 2026年7月31日終値〜8月7日終値)に基づきます。JPYSCの発行・償還はEtherscanで全履歴のTransferログを再集計し、日次記録と一致することを確認しています。本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。