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WEEKLY STABLECOIN #005

100億の翌週、増えた額はマイナス415万円

先週号は「1時間で100億円」でした。今週は、その次の1週間です。 JPYSCは月曜から木曜に4回発行して5億9,543万円、 そして金曜の午前に5億9,958万円を償還。 差し引きマイナス415万2,371円で、200.5億円で始まった週は200.5億円で終わりました。 一方のJPYCは、年5%の上乗せが終わった週に+4.40%。片方は静止し、片方は上乗せなしで伸びた1週間です。

もくじ全文 約3分
今週の数字オンチェーンニュース来週の注目

今週の数字7/31終値 → 8/7終値

円建てステーブルコインの週足(億円) — 各週金曜の終値、創刊前週から
1106/261147/31217/101267/171267/242277/312288/7JPYSCJPYC

※ 5週間の凪、100億の崖、そしてまた凪。今週の+1.12億円は、この目盛りではほぼ見えません

合算流通量
227.9億円
週 +1.12億円 (+0.49%)
先週の+79%から、凪へ
JPYSC
200.5億円
週 −415万円 (−0.02%)
ホルダー 3(変わらず)
JPYC
27.45億円
週 +1.16億円 (+4.40%)
ホルダー 70,482 (+364)
世界の中の円
$1.44億
非ドル圏2位を維持
3位以下4通貨の合計超え

オンチェーン

JPYSC 日次の発行と償還(億円) — 8/1〜8/7・薄い帯=土日(銀行休業)
休8/1休8/2+0.368/3+0.258/4+5.088/5+0.268/6−6.008/7月〜木の発行 計 +5.95

※ 上下は同じ縮尺です。月〜木の緑4本を全部足しても、金曜の赤1本にわずかに届きません

今週を1枚にするなら、この図です。緑4本の合計5億9,543万円に対し、赤1本が5億9,958万円 —その差は415万2,371円で、週次の増減としては発行以来もっとも小さい値でした。 先週、この同じ図には100億円の棒が立っていたので、1週間で目盛りが16分の1になったということでもあります。

そしてもうひとつ。実額のある償還は、発行以来3回しかありません。 7/24・7/31・8/7 — 3回とも金曜で、3回とも午前です。 保管ウォレットに置かれた195.0億円はこの7日間1円も動かず、週の出入りはすべて 残り5億円ほどの発行用ウォレットの上で完結しました。 先週「増えた事実は確かでも中身は見えない」と書いた100億円は、少なくともチェーン上では置かれたままです。

JPYC チェーン別の純増減(億円) — 8/1〜8/7
Kaia+0.85億Polygon+0.52億Ethereum−0.17億Avalanche−0.04億

※ 週の総発行3.78億円に対し総償還2.63億円。出入りは両方向とも活発です

JPYCはKaia(+0.85億)とPolygon(+0.52億)が牽引し、 Ethereum(−0.17億)とAvalanche(−0.04億)は純減でした。 年5%の上乗せは7/31で終了しているので、上乗せなしで伸びた最初の1週間ということになります。 これが一時的な慣性なのか、キャンペーンとは別の需要なのかは、次の1〜2週で見えてくるはずです。

非ドル圏ステーブルコインの規模(百万ドル)
EUR$860MJPY$144MCHF$56MGBP$39MAUD$11MSGD$10M

※ 円=JPYC+JPYSCの合算を1ドル158.21円で換算。他通貨はDefiLlama由来

円建ては$1.44億で非ドル圏2位を維持しました。1位のユーロ圏($8.60億)にはまだ6倍の差がありますが、 3位スイスフラン以下の4通貨を全部足しても円には届きません。 なお世界全体のステーブルコイン残高は$3,092億で前月比−0.75%と、こちらは横ばい圏です。

ニュース

8/5 — JPYC、シリーズB累計約60億円

物流大手のAZ-COM丸和ホールディングスが新たに出資参画し、シリーズBエクステンションが完了しました。 出資額は約10億円で取得株式は2.9%、物流2,300社規模の決済基盤への展開を掲げています。報道

8/6 — ローソンで、POSレジ連携のJPYC決済

ローソン高輪ゲートウェイシティ店で、KDDI・HashPortと組んだ店頭決済の実証。 スマートフォンに表示したバーコードをPOSレジで直接読み取る方式で、 POS連動型のステーブルコイン決済は国内初と報じられています。 7/9の京都の自動販売機と合わせると、「専用端末を置く」より「既存のPOSに載せる」方向へ 実証が進んでいるのが要点です。報道

海外はCircleのQ2決算(8/5)。売上$7.01億(前年比+7%、市場予想$7.12億には未達)、 USDC流通量$733億(+19%)。目を引くのは、残高が今年のピーク$800億から減る一方で、 オンチェーン送金高が$14.8兆(+151%)と2.5倍になったことです。「どれだけ積まれているか」より「どれだけ回っているか」で伸びた四半期でした。 自社チェーンArcのメインネット公開は9/16を予定しています。

そのほか、今週押さえておく動き
8/6 USDCに集中償還の1週間 — 流通量は6月末の$733億から$718億へ。 減少$15億のうち約$10億が7月末〜8月頭の7日間に集中しました。報道
決算後 Morgan StanleyがCircle株を格下げ — 好決算の直後に「USDCはステーブルコイン競争で劣勢か」という論点が市場に出ました。報道
週間 Kaiaの定常フロー、低空飛行のまま単発スパイク — Season 2終了後は日1,200〜1,600件で推移。ただし8/5だけ9,419件に跳ねました。 シリーズB発表と同日ですが、因果は現時点のチェーンからは読めません。当サイト観測
規制まわり:今週、日本側で新しい制度変更はありませんでした。 JPYSCは信託型(資金決済法の電子決済手段・第3類型/SBI新生信託銀行が発行)、 JPYCは資金移動業者としての発行と、そもそも器が違います。 この違いが、ホルダー数3と70,482という数字の差にそのまま出ています。

来週の注目

① 8/14(金)に4回目の償還が出るか — 出れば「金曜の午前」は偶然でなくなります
② 保管ウォレットの195.0億円が動くか — 動けば在庫の引き当てが見える形になります
③ 8/17のネットスターズStarPay経由の実証(USDC・USDT・JPYCに対応)
④ JPYCが5%終了後も伸び続けるか — 今週の+4.40%が続くかどうか
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日本円ステーブルコインとは? — 基礎から図解 →
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本号の数値は当サイトのオンチェーン日次記録(集計期間 2026年7月31日終値〜8月7日終値)に基づきます。JPYSCの発行・償還はEtherscanで全履歴のTransferログを再集計し、日次記録と一致することを確認しています。本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。

ブロックチェーン上のデータを取得して表示しています。正確な情報はブロックチェーンをご確認ください。

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